アテモヤ歴史

バンレイシ属の果樹であるチェリモヤバンレイシの交雑種が、アテモヤと呼ばれている。アテモヤという名称は、両親にちなみ、アテはバンレイシの南米での呼称であるアタに、モヤはチェリモヤにそれぞれ由来している。

自然交雑によるアテモヤの発生は、オーストラリアで1850年代パレスチナでは1930年代といわれている。
人工交配によるアテモヤの育成は、フロリダ州のウェスター(P.J.Wester)らによって、バンレイシとチェリモヤとの交雑により育成された種間雑種で、1913年に初結実している。

アテモヤが現在栽培されているのは、オーストラリア・フィリピン・南アフリカなどである。しかし、いずれも生産量があまり多くない。このなかでも、オーストラリアにおける栽培の歴史は比較的古い。1870年代にクインズランド州で品種ピンクス・マンモスが発見されて以降、クインズランド州東南部、ブリスベーン郊外のレッドランド湾岸地域やその島嶼部などで小規模な産地が形成されたが、栽培面積はあまり増加せず、これらの地域では都市化に伴い、栽培は急減した。しかし、クインズランド州東南部からニューサウスウェールズ州北部の沿岸地域にかけて栽培が広まり、1980年代以降増植されて現在にいたっている。オーストラリアにおけるアテモヤの栽培は、栽培本数約10万本(若干のチェリモヤとバンレイシを含む)、生産量約1,000tであるが、その多くがまだ若木のため、生産量が徐々に増加すると予想される(1988年時点)。

日本におけるアテモヤの本格的な試作は、静岡県柑橘試験場伊豆分場がオーストラリアから主要5品種を1990年に導入して開始したのが最初である。その後栽培地は、静岡県・鹿児島県・宮崎県・沖縄県・愛知県・長野県等で、小面積の施設栽培が行われている(1994年時点)。

                          

                       

マンゴスチン・マンゴーと並んで熱帯果樹の3大美果。
バンレイシ科バンレイシ属の常緑樹。
原生地はペルー,エクアドルのアンデス山脈の高原地帯。
ペルー語で『冷たい果実』という。

                    

バンレイシ科バンレイシ属の半落葉性の果樹。
原生地は西インド諸島とされている。
釈迦像の頭に似ていることから『シャカトウ』(釈迦頭)
とも呼ばれている。